社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
私もそうですが、経営者の中には、時間を上手に使える社員は効率良く結果を出すイメージを持っているのではないでしょうか。
私たちは日々の仕事の90%以上が習慣によって行われていますので、時間の使い方が上手くない社員は、効率も結果も良くない可能性が高いです。
行動が習慣化するまでどれくらいの期間が必要かというと、内容によりますが、これまで一般的には21日(3週間)と言われてきました。しかし、最新の脳科学の研究によれば、実際には220回〜280回の繰り返しが行動の習慣化に必要であるとされています。
したがって、21日(3週間)という期間よりも繰り返せる根気が必要ということですね。
根気強く繰り返すことが苦手な方でも、無理なく繰り返すために2つのことを意識してください。
1つは「意志」、もう1つは「実行プラン」です。「意志」はおそらく覚悟としてイメージできるかと思いますが、「実行プラン」は少し注意が必要で、実行プランには毎回「快」が得られることが大切です。
「快」とはを報酬(ご褒美)をイメージしてもらい、自分自身が嬉しかったり喜ぶものであれば何でも構いません。毎回同じ「快」でも構いませんし、習慣化したい行動によって「快」と感じるものならOKです。
また、習慣化したい行動を行って60秒以内に「快」を得られる工夫も大変重要です。
人間は、一度身につけた行動を創意工夫しながら発展させていく性質を持っています。
最初は「快」を報酬(ご褒美)で釣ったとしても、徐々にその行動自体に面白みを見つけていくものです。その後「快」がなくても自動的に行動ができるようになり、新しい習慣が自分のものにできあがります。
次回は、「仕事の生産性を高める習慣化とは?②」として、時間を効果的に使う習慣で、効率よく結果を出す簡単な方法をお伝えします。