第36回 ビジネスリーダーが知るべき、脳の隠れた力とは?
- 内山克浩
- 2024年6月10日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年11月17日
社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
今回は、具体的な事例を交えながら、社員が自らの潜在能力を引き出し、高いパフォーマンスを発揮するための目標設定とイメージトレーニングの効果についてご説明します。
脳科学の世界では、脳は五感を使わなくても、ただイメージするだけで同じ働きをすることが分かっています。これは、私たちが具体的なイメージを描くことで、そのイメージが現実のものとして実現可能であると脳が認識することを意味します。
例えば、重要なプレゼンテーションの成功を何度も心の中で描いた結果、実際のプレゼンテーションでのパフォーマンスが著しく向上するケースがあります。成功のイメージを繰り返し描くことで、脳にポジティブな信号を送り、実際の行動に直結する自信を植え付ける効果があります。

これは「想像力」の活用です。私たちの脳は、想像するときも現実と同様に神経回路を使います。したがって、具体的な成功のイメージを想像することで、実際にそのイメージが現実のものとなるよう脳が働きます。
さらに、目標を達成したときの喜びを想像することで、ドーパミンが分泌され、モチベーションの維持が容易になります。
想像の方法として、目標を可視化することがとても大切です。可視化とは、目を閉じて心に決めた目標達成をはっきりとイメージすることであり、五感を存分に駆使してそれぞれの場面を細かく描き出します。可視化は特に「早朝」か「夜寝る直前」に行うのがお勧めです。
想像の中でうまくやり遂げたことを繰り返し描くことによって、「きっとうまくいく」という自信が生まれます。そして、この自信は具体的な行動変化を促し、実際の成功に結びつきます。
もう一つの重要なポイントは、目標を手書きで明確に記述することです。
実験研究によると、手書きで目標を書き留めた場合、達成率がタイピングするより42%も高くなります。これは、手書きによって脳の活動が活性化され、目標に対するコミットメントが深まるためです。
成功したい、物事をやり遂げたいと思っても、その道のりに立ちはだかる大きな障害に「恐怖」や「不安」があります。望まない結果を考えると「恐怖」や「不安」という反応が脳で起こります。
困難な仕事でも「好奇心」を持って取り組めるようになるためには、仕事において自分なりのメリットを見つけ出すことが重要です。
自分にとってのメリットを見出せば「好奇心」が湧いてきます。
経営者の皆様には、是非この心理的な技術を個々の社員の日常的なトレーニングに取り入れていただくことで、全社員がそれぞれの職務において最高の成果を出せるようになることを願っております。