社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
私たちは、日々、多くの情報に囲まれ、様々な人と関わりながら生活しています。
その中で、ふと感じる「違和感」や「ストレス」は、一体何から起こるのでしょうか?
実は、それらは私たちの進化の歴史と深く関わっていると考えられています。

例えば、「笑い」は、生物学的な観点から見ると、危険が去った後の安心感を仲間同士で共有するための表情が起源だと言われています。
これは、いつも危険と隣り合わせの中で群れで生活していた祖先にとって、仲間との絆を深め、生存の可能性を高めるために重要な役割を果たしたのでしょう。
現代でも、楽しい時間を共有した仲間と笑顔を交わし合うことは、安心感や幸福感を得るとともに、互いの絆を確かめ合っているのかもしれません。
一方で、私たちが持つ「他者に対する偏見」についても進化の名残と言えます。
もし他人に対して偏見を持っているか尋ねられたとしても、ほとんどの人は「ない」と答えるでしょう。
しかし実際には、多くの人々が思っている以上に偏見を抱えているものです。
なぜなら、私たちの脳は相手が目に入ると、まだ認識もしていないうちから、過去の経験や情報に基づいて無意識に判断を下してしまうからです。
これは、かつて、異なる集団との遭遇が生存を脅かす可能性があった時代に、身を守るために発達したメカニズムだと考えられています。
例えば、見慣れない服装や風習の人々に対して警戒心を抱くことは、この名残かもしれません。
しかし、現代社会において、このような無意識の偏見は、時に誤解や差別を生み、人間関係を阻害する要因となりかねません。
だからこそ、私たちは自分の中に潜む偏見に気づき、意識的にそれを克服する努力が大切と言えるのではないでしょうか。
意識的にできることとしては、自分とは違う価値観や経験を持つ人と交流したり、ステレオタイプ的な思考を避けて一人ひとりと向き合うことを意識することで、偏見を克服する努力ができます。
このように、私たちの行動や思考は、脳の進化の歴史と深く結びついています。
進化の過程で培われた脳のメカニズムを理解し、その特性を踏まえて無意識を克服することで、より豊かな人生を送ることができるでしょう。