第13回 自分自身を知る第一歩 「脳と人間関係」
- 内山克浩
- 2月24日
- 読了時間: 3分
社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
私たちは、他人の行動や人間関係に強い関心を持つ生き物です。
太古の時代から、他の人が何をしているのか、互いにどんな関係にあるのかを知っておくことは有利であり、そのような情報を得たいという強い欲求があるからです。

この欲求は群れを成す社会生活においてはとても重要で、噂話をすることで他者とのつながりを感じ、満足感を得るよう進化してきた結果といえます。
特にネガティブな情報が重要であると脳は認識しており、危険を回避するため無意識にネガティブな情報に惹かれてしまう特性を持っています。
その一方で、同じものを見ても、認識する世界は一人ひとり違っています。
仲の良い友人や会社の同僚とでも、あなたの感じていることや見えている景色と異なる認識をしています。
例えば、同じ映画を見たとしても、感動するポイントや心に残るシーンは違ったりすることで認識の違いを理解できるでしょう。
この認識の違いを理解せず、「あそこのシーンで感動するの?」などと言って相手の認識を受け入れないでいると、険悪な関係になりかねません。
「他人は自分と違う認識をするのは当たり前」と理解していれば、より自然と寛容な対応ができるようになるでしょう。
そもそも、脳の働きは日常生活のあらゆる場面において、様々な影響を及ぼしています。
例えば、紙とペンを使って文字を書くことは、文字を読む能力と深く関係しています。
理由として、手を使って文字を書くことで、脳の様々な領域が活性化し、より深く記憶できると考えられています。
また、ピアノを弾く練習を続けると、右脳と左脳をつなぐ「脳梁」と呼ばれる神経細胞の厚みが増し、楽譜を見ながら演奏することで、さらに脳の働きが活性化されます。
これらの事例は、脳は絶えず活動しており、脳の働きがいかに私たちの生活に関与しているかを示しています。
そして、「心」とは脳が活性化した状態のことであり、目に見えるものではありません。
実際、車を解体してもスピードがどこにも見つからないのと同じように、心も捉えきれないものなのです。
心は、脳という複雑なシステムが機能することで生じる現象であり、脳の活動によって生じていることは間違いありません。
このように、脳の働きが私たちの日常生活にどのような影響を与えるのか理解することは、より良い人間関係や生活環境を築く手助けとなるでしょう。
他者の認識の違いを尊重し、寛容な態度で接することができるようになります。
自分の行動を客観的に見つめ直すことができれば、より良い人間関係を築いていくことができると言えるでしょう。