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第12回 自分自身を知る第一歩 「脳の成長」

多くの人が「脳は疲れる」「年齢とともに衰える」と思いがちですが、実はそれは誤りのようです。

実際には脳は生きている限り成長し続けることが可能であり、体が動かなくなっても脳は鍛え方次第でどんどん進化していきます。

例えるなら、使い込むほどに性能が上がる精密機械のようです。


若いとき頭が良かったか悪かったかはあまり意味がなく、日々どれだけ脳を鍛え自分の潜在能力を使うかが、より豊かな人生を送る秘訣のようです。


それを実感する場面として、例えば、毎朝30分だけ新しい英単語を覚える習慣をつけ、次第に会話ができるようになった瞬間や、読書を通じて新しい知識を得ることで仕事で自信を持てるようになるなどです。

人の本質は「変化」であって、「可塑性」(ほんの少しずつ変化すること)」で成り立っていると言えるかもしれません。


脳を鍛えるというと、脳トレが一時流行しましたが、2010年に世界的に有名な科学誌「ネイチャー」で脳トレは何の効果もないと結論付けられました。

脳を鍛えるためには、シンプルに「運動」「食事」「人間関係」「考え方」の4つをバランス良く整えることが重要と言われています。

例えば、軽い運動は脳の血流を促進し、バランスの取れた食事は脳に必要なエネルギーを供給します。友人や仲間と充実した会話を交わすことは、脳に良い刺激を与え柔軟な思考を生み出します。


また、記憶に関していえば、インプットよりアウトプットの方が重要です。

脳は出力を重視しており、実際に出力として使うことで長期的な記憶として保存されます。

例えば、英単語を覚えるだけでなく、実際に会話で使う方が記憶が定着します。

脳は情報を「使う」ことで、その重要性を認識し、長期記憶として保存するのです。


また、脳は現実と想像の区別ができないため、自分自身で良いイメージができるように話すことが重要です。

RAS(脳幹網様体賦活系「のうかんもうようたいふかつけい」)という脳の神経機能が、私たちが何かをイメージするとそれを実際に起こっていると思い込み、体はイメージを実現しようとして力を発揮します。

そうなんです。脳は「言葉」ではなく「絵(イメージ)」を描いて考えているのです。

イメージしたことを実際に起こっていると思い込ませ、実現しようとする力を持っていることを知ると、意識的にポジティブな考えを育てることがいかに重要か理解できると思います。


このように、脳の可能性を最大限に引き出すことが、より充実した人生を送るための鍵です。

夢や目的を持つということは他の動物ではあまり知られておらず、チンパンジーは14時間先、ボノボですら1日先しか見えないというデータがあります。

日々、自分自身を問いただし、脳を活用することで、より豊かな人生を手に入れることができると私は考えます。

次回以降も、そんな「脳」についてお伝えしていきたいと思います。


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