社会保険労務士の内山です。
いつもありがとうございます。
皆さんは過去に立てた大きな目標は達成できましたか?達成できた方もできなかった方もいらっしゃると思います。
例えば、会社でも新年度を迎えるときに、管理職には自分の部署の目標を、一般社員には目標管理制度に沿って個人の目標を立ててもらいます。
そのとき、年間目標を立てて、四半期目標や月間目標、さらに小さな目標を立てると思います。
これらの目標を達成するためには、一週間や日々といった短期間の(小刻みな)目標を設定することが効果的です。
実は、大きな目標というのは、それだけ達成までに時間がかかるため、その間に「達成感」というステップが無く、脳に行動を起こす回路が強化されず、モチベーション(やる気)が高まらず継続できない状態になります。
別の言い方をすれば、「達成感」がモチベーション(やる気)を持続させる要因ということです。その理由として、小さくても目標を達成すると脳は「ドーパミン」を放出し、ドーパミンが放射されるとその直前までやっていた行動の回路を強化します。これにより一度達成を経験すると次からその行動開始が容易になり、結果として、目標達成が次
の目標への原動力となってモチベーションが継続すると言えます。
大きな目標(大旗)を立てる際は、それを必ず細分化して小さな目標(小旗)も一緒に設定しましょう。一度に多くの小旗に到達するよりも、少し頑張れば到達できるレベルの目標が効果的です。
小さな目標達成が、その次の小さな目標へのモチベーション(やる気)を”勝手に”起こしてくれます。
モチベーション(やる気)を高め継続させるコツは、「大きい目標」より「小さな目標」を繰り返し達成することです。
目標を立てるとき、大きな目標の達成イメージよりも、設定した一つ一つの小さな目標を達成するイメージを持つほうが実現に近づきます。